くろまる。の日記

躁鬱。私の感情と過去のまとめ。

カウンセラーが居なくなる話。

カウンセラーが、あと半年で居なくなるらしい。

 

その話を聞かされて頭が停止した。

先生は私にとって特別な存在で、私の悩みに紳士に向き合ってくれる相手で。よくカウンセラーと合わないって聞くけど、私は先生のことが大好き。私の話を決して遮らず、私のぐちゃぐちゃな話を聞いて、それをちゃんと聞いて考えて形にした上で、彼の客観的意見を加えて話してくれる。

私は勝手に先生は居なくならないと思っていた。だから話を聞いた時、泣きそうになった。絶対泣かないって決めたし、泣かなかったけど。

だって門出じゃん。気持ちよく送り出したいじゃん。

でもやっぱり悲しくて、あーこうやって私が大切と思ってる人って居なくなるんだって思った。何となく、見捨てられた気持ち。違うけどね。違うんだけどさ。でも、そんな気持ちになって、そんな自分に嫌気がさした。そんな言葉は決して口から出したくなかったから、話さないようにしたつもりだけど。

実は、私は先生が勤めてる病院を強制退院させられたことがある。理由は眠剤が欲しいって言った子に隠し持っていた眠剤をあげたから。いけないことだよね。でも欲しいって言った子は何も言われず、私が一方的に悪者になった。明日まで居ていいって言われたけど、そんなの嫌で、悪者ならとっとと居なくなってやると思ってその日に私はキャリーケースに荷物を詰め込んでゴロゴロ引きずって歩いて当時の新居へと向かった。

それでも、先生だけはそれについて私を咎めなかった。むしろ、そんな私の気持ちを聞いてくれた。私はいつも先生に救われてきた。

私が何かに対してトゲのある球を投げても先生はそのトゲを抜いて返してくれましたよね、と私が言うと、先生は、「でもあなたはそのトゲの球を私に投げることはせずに、転がして渡してくれていたような気がします」と言ってくれた。優しい。どこまで優しいんだろう。

正直カウンセラーなんてテンプレで返せばいいと思う。でもそんなことは決してしなかった。私に紳士に向き合ってくれた。

居なくなるのか。悲しいな。

ほかのカウンセラーに私はどこまで自分をさらけ出せるのだろう。まず心を許せるのだろうか。

私は先生とのあの空間と時間が大切で私の支えでどうしようもなく愛おしくて、だから今虚無になってる。

あと半年。半年の間に私は先生とどんな話をするんだろう。でも先生じゃなくちゃ嫌なんだよね。だからほかの先生のところに行く気はさらさら起きなくて、ただ、残された半年をどんな気持ちで過ごすのか、カウントダウンのようにしていくのかと考えたら胸が苦しくなる。

 

今までありがとうございました。

この言葉を伝えるまで、通い続けようと思う。