くろまる。の日記

躁鬱。私の感情と過去のまとめ。

いくつになっても自己肯定感あがるのはいいよねって話

Twitterにかいては投稿してましたが、いい加減うるさいなと自覚し、まとめて書いてやれ〜となりました。

タイトルの自己肯定感が上がったのは旦那で、旦那の話がメインなので、もしかしたら惚気に聞こえる可能性があります。無自覚は罪とも言いますし、一応注意書きをしておきます。ただ、内容は、年齢関係なく自己肯定感は上がるんだな、という話です。

 

旦那のざっくりプロフィール… 私の2回り年上/穏やかな気質/猫も犬も兎さんも好きだけど爬虫類は苦手/基本的に他人に興味が無いし心も開かない

 

まぁ、おそらく読んでくださってる方が1番気になった点は私との歳の差ですよね。まぁクソ元彼と余り変わらない年齢です。そもそも私が歳が近いと一緒に過ごせないと思っているので、私はあまり気にしていません。むしろ安心感があるので良いです。あとは男はいくつになっても中身はキッズです。

 

まず、旦那は元々服に関して非常に無頓着でした。いつも清潔感はあり、会う度に程よい香水の香りがしていたのですが、如何せん服に興味が無い様子でした。夏場になると、それしか無いのか?と思う、TOMMY HILFIGERの紺のポロシャツと、黒のポロシャツのひたすらローテーションでした。冬になるとよく黒いジャケットを着ていたのですが、喫煙者なのでタバコの火種が飛んでジャケットに目立ちはしない程度の小さな穴が空き、そこから羽がちょいちょい出てくるような始末でした。旦那は私から見ても自己肯定感が素晴らしく低く、そのため自分へ投資する意義が恐らく全く分からなかったのだと思います。外に着ていけて普通に見えたらいっか、っていうのが滲み出ていました。

もう少し服に関心を持て、と思いましたが、関心がない人間に関心を持て!と言ったところで何も響かないので、私から動くことにしました。

まず、私からの旦那への初めてのクリスマスプレゼントはグレーのチェックのコートでした。コートなんて着てる姿見たことないし、絶対持ってねぇだろ、という強い確信の元、これは綺麗めでいいな〜という私好みのものを選んでプレゼントしました。というかそもそもコートにしたのは、穴空いたジャケットはやめろよ、という私のメッセージでもありました。

プレゼントして「着てみて!」と私が言い、旦那がコートを羽織ってみた姿を見て、心から、(こういう綺麗めな服似合うじゃん…)と思いました。なので似合うよ〜かっこいいよ〜と言っていたら気に入って着るようになり、コートの中に合わせるインナーがまずだいぶマシになったような記憶があります。

そして、正月特にやることもねぇし初売りでメンズブランドの福袋を買おう、という話になりました。(私のクソ元彼がそのブランドの服に毎月10万つぎこんで全身コーデをしていたのを2人で散々イジっていたのでジョークも交えて。)それは綺麗なデザインの多い、ちょっと高ぇけど手の届く位のブランドで、そこの福袋を2人で買いに行きました。正直初売りに行ったのはその時が人生初で、ただ、楽しそうというのと旦那にあそこの服着せたいな〜という想いがとても強かった記憶があります。

いざ購入し、中身を見ると、とても生地感がよく、デザイン性にも優れているオシャレなコートが入っていました。私もクリスマスにコートをプレゼントしていましたが、ちょっと重い感じの着心地だったのもあり、軽くてでも暖かくてオシャレなコートをお得に手に入れた旦那はとても嬉しそうでした。その冬はコートを着まわしていました。穴の空いたジャケットから考えるとすごい進化です。そしてどこからかオシャレな海外のブランド物のマフラーを取り出してきて着けるようになりました。いや持っとったんかい、と思いましたが、確かに黒のジャケットにオシャレなマフラーしませんよね。

ということでだいぶ進化したと思われますが、しかしこの程度では服に関心は湧きません。コートを喜んで着るだけです。このまま夏になれば2色展開のポロシャツ一択です。そして実際夏になるとポロシャツでした。予想大当たり。別にポロシャツもいいと思うんですよ。清潔感あるし。ただポロシャツじゃないのも似合うんじゃないか…?そして私はポロシャツじゃない方が好みだぞ…?というかポロシャツ以外もいい加減着ない…?と思っていました。そんなある日アウトレットモールに2人で遊びに行った時、私の好きなブランドのショップを見つけました。それはよくうちの親父が着ていて子供ながらにかっこいいなぁと思っていたもので、厳つめのデザインが多いものの刺繍などが施されているため非常にオシャレに見える、まさに私が男に着て欲しい服でした。

もはや投資です。そこで私は旦那に似合いそうなのを見繕い意見も聞き、結果2着ほど買いました。いざそれを着ると、まぁ似合う。ガタイが良いのも相まって、お世辞抜きでとても似合っていました。そして私の好みのどストライクでした。

旦那も気に入ったようで、にこにこドヤ顔で私に着ているのをアピールしていました。その後、またそのブランドで白地に黒のちょい厳つめプリントの施されたパーカーを私も気に入ったので2人分買った頃には、多少服に興味が湧き始めていたように見えていました。

2度目の正月、また福袋を買いに行きました。しかし、旦那のサイズが速攻で無くなりました。1時間以上極寒の中並んだのに。旦那はとても悲しんでいました。あまりにも悲しそうなので別に初売り価格じゃないロンTを買って差し上げました。嬉しそうでした。そして福袋が買えなかったから、と、有名お高めジーンズブランドの初売りでジーンズを買っていました。その時、旦那が自らの意思で服を買った姿を見ました。

そしてそのうち、私が買ったフリーサイズの私の推しとZOZOTOWNのコラボのロンTが奪われたり、私が似合いそうだねぇと言ったロンTを欲しそうに私を見つめてきたりと、進化がとても見られました。そんな日々を重ねていきました。

そしていまや。

旦那は自ら服を選んで買うようになりました。数年前には考えられなかったことです。なんということでしょう…と劇的ビフォーアフターの音声が頭の中で流れるくらいには私の中でのアフターが素晴らしかったのです。だって、まさか、自分の好きな服を選んで買うようになるなんて。自分に似合いそうな服を考えて、買うなんて。

最初に描きましたが、旦那の自分への投資のなさは十中八九、自己肯定感のなさから来ていたものだと思います。自分に興味が無いから、自分がどうでもいいから、そうやって自分という存在を雑におざなりにして生きてきた旦那が、自らのために服を買うような姿を見れて私は心から嬉しいのです。

そしてそれに伴い、元々何も欲しいとも言わず物欲が全くと言っていいほどなかった旦那が、スニーカーを買い始めました。昔好きで買った、NIKEのジョーダン。多分前に旦那が着ていた服には絶対似合わないです。スニーカーをにこにこして集めている姿を見ると、貯金も大事だけれどこうやって楽しんで生きていく方が大事かもしれないな、と感じます。しかしながら3ヶ月で5足増えているのは如何なものかと思うので(かくいう私も影響を受けやすいのでスニーカー集めていますが…)ぼちぼちがいいとは思いますが。

最近は、2人で各々服やらスニーカーやらを見ながら、「ねぇこれ良くない?」「これプレ値(定価より高く売られていること)ついてる割にはめっちゃお買い得だよ」などと話しています。

 

まとめると、年齢関係なく、いくつになっても、自己肯定感を上げることは出来るのだなと思いました。そのアプローチの仕方は人様々でしょうが、旦那の場合、服に関心を持って自分のために服を買うという行為は明らかに自己肯定感の高まりだと思います。自己肯定感ぶち上げ、とかでは無いし、恐らくこれでも総合で見ると平均以下なのでしょうが。それでも自己肯定感を持つことで旦那が自分自身を大切に思ってくれているといいな、と願っています。

 

クソ長文過ぎました。

自分のことって端折れるけど、人のことを書くとなると事細かになるな…新たなる自己分析と発見。